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疾患名から調べる|浦和の内視鏡・消化器内科 - 浦和消化器内視鏡クリニック

食道がん(Esophageal cancer)

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食道がん(Esophageal cancer)

食道がんとは:

食道がんとは、食道にできる”がん”のことをいいます。日本では、そのほとんどが”扁平上皮がん”と言われるものでアルコールと喫煙に関係しています。食道がんは、60~70歳代の男性に多く見られるご病気です。毎年、食道がんで約1万1千の方が亡くなっています。食道がんと診断された方は、胃がん・咽頭がんを同時に併発していることが多く、その診断や治療が問題となっています。

食道がんは、アルコールおよび喫煙と強い因果関係がありますが、両者を併用していることがその危険性を増すと言われています。また、ビタミン不足もリスクになると言われており、緑黄色野菜や果物は予防になると報告されています。

少量のアルコールで顔が赤くなる方はflusher(フラッシャー)と呼ばれます。フラッシャーの方は、アルコールが体内で分解されアセトアルデヒドにより毛細血管が拡張することで顔や体が赤くなります。

フラッシャーの方は、アルコール摂取によりエタノールとアセトアルデヒドが食道に高濃度曝露されることで食道癌のリスクが高まります。また、食道だけではなく咽頭がんのリスクも同時に高まり、この現象はfield cancerization(広域発がん)と呼ばれます。長年アルコール摂取をされていた方では、禁酒をしたとしても食道がんのリスクは抱えた状態となります。一方喫煙も食道および咽頭がんのリスクとなり、禁煙後もそのリスクは続きます。特に多量のアルコール摂取および喫煙をされている方・されていた方は、食道がんのリスクが高いと言えます。

近年、食道がんはNBI(narrow-band imaging)検査で早期の段階で発見が可能となってきています。NBIで食道を観察すると”がん”部分は、ブラウンがかった領域として認識されます。これをbrownish area(ブラウニッシュ・エリア)と呼びます(下図・NBI観察像)。

NBI拡大観察を行えば”がん”と”非がん”の鑑別が高い確率でできます。また、ルゴール液(ヨード液)を撒くことで腫瘍の存在範囲が分かります(下図・ルゴール散布像)。早期食道がんは、食道がん全体の約30%といわれており、そのうち早期の段階である粘膜がんは約50%といわれています。早期の段階であれば内視鏡治療にて根治が可能です。

内視鏡治療は、内視鏡的粘膜切除術(EMR)ないし内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)で行われます。EMRでは、分割切除といって病変を一度に取り除くことができない場合があり再発のリスクが高くなることから、現在ではほとんどがESDで早期食道がんの治療がされています。


 早期食道がん・通常観察  早期食道がん・NBI観察  早期食道がん・ルゴール散布


早期食道がん・通常観察   早期食道がん・NBI観察  早期食道がん・NBI拡大観察